晴れたり曇ったりの世界

この世界（アリシア大陸）の西に位置する

海洋都市イシュワルド・花の都フルト・王都イシュワルドの３都市を中心とした経済大国

本編では主に海洋都市イシュワルドを舞台としたお話を展開している

港と城壁に囲まれた経済都市　毎年多くの移民や観光客が訪れる　人口約10万人

住宅街である北のアイスラウ地区、海に面した商業地域である東のファルーナ地区、街の工業の中心地である南のオルフェ地区、

豊かな自然溢れる西のミシディア地区、そして街の中心に位置するレミュオール地区に分かれている

主な施設は冒険者が集うギルド、街の平和を守る警備隊、名工誇るアンデリオール工房、街民の食を支えるレトレト牧場など

街の政治は上層貴族であるローウェンホルツ家が取り締まっている

地名一覧

・ファシミア平原	・メロウの森	・アルハン山地
・イシュワルドの洞窟	・水色の塔	・コレーヌ山脈
・カレイナ神殿	・チッタラジッタの谷	・ドルメココ魔石鉱
・イシュワルドの大海	・エアハート湖畔	・ウッドノーズ盆地
・チルル峠	・フルトの大海岸

施設一覧

・ギルド・コルボックル	・海猫亭	・レトレト牧場
・警備隊	・アンデリオール工房	・ティコ魔法堂
・ダリス診療所	・ジュエル・アクアリーチェ	・聖レミュオール広場

風土一覧

・イシュワルドの偉人	・アリシア大陸の神々	・アリシア大陸の種族
・イシュワルドの生活	・イシュワルドの宗教	・アリシア大陸の歴史
・魔力の源　マナ

その他一覧

・諸外国	・イシュワルドの地方

―　地名　―
・ファシミア平原
ファシミア平原は海洋都市イシュワルドの北、王都とを結ぶ大平原。イシュワルドの陸上交易ルートとして道が舗装、整備されているため、多くの旅人や商人が行き交う国の生命線。比較的魔物も少なく、冒険初心者にも安心のマップとなっている。また、街の近場には墓地となるイシュワルドの高台や、イシュワルドの大海を望めるイシュワルドの岬なども存在する。
・メロウの森
メロウの森は海洋都市イシュワルドの北部にある巨大な森。その大きさからか、まだ人間が到達したことのない未開の地もある。森の中では安全な区域と危険な区域とがあり、安全な区域では街の人がピクニックや薬草採取に訪れることもある。また、危険な区域には魔物の他にも精霊が住むとされており、ここにも多くの冒険者が訪れ、命を落とすという。
・アルハン山地
アルハン山地はメロウの森の向こうにある巨大な山岳地帯。魔物が多く住み、龍族の存在も確認されている大変危険な場所。しかしながら、ここでしか手に入らない素材や食材があるため、多くの上級冒険者が訪れる名スポットとなっている。また、山賊なども住み着いているため、一般人の立ち入りは禁止である。
・イシュワルドの洞窟
イシュワルドの洞窟はアルハン山地にある巨大な洞穴。とても深く、最深部まで辿り着けた者はまだいない未知の洞窟である。内部は魔物の巣窟と化しており、凶暴な魔物も多く大変危険な場所だが、一流の騎士になるための試練の場として利用される。また、名工アンデリオールが作り上げた聖剣イシュワルドが眠っていると伝えられる、神聖な洞窟でもあるようだ。
・水色の塔
水色の塔はメロウの森とアルハン山地の間に位置する巨大塔。正式名称はカルヴァーンの塔といい、１００年以上前に建造された建物。建造主のカルヴァーンは世界有数の大富豪で、自らの象徴としてこの塔を建設したが、カルヴァーンの死後は魔物が住み着き、遺産は盗賊に荒らされるといったひどい有様に。マナの力で作られた不思議な塔は今日も旅人を塔内部へと誘う。近年、突如地下の存在が確認された。
・コレーヌ山脈
コレーヌ山脈は海洋都市イシュワルドの西側に位置する巨大山脈地帯。高く険しく、歩く道すらないほどの獣道。当然、多くの魔物が住み着き、ここを訪れる冒険者は少ない。しかし、貴重な花であるアルペガントの花が咲く地域として知られ、未だこの花を欲しがる富裕層は多く、僅かながら需要も存在する。
・カレイナ神殿
カレイナ神殿はイシュワルドの南に位置するイシュワルド最古の建造物。いつの時代に建てられたものなのか、詳細は不明だが、当時は魔物除けのシンボルとして建てられたものとされる。また、カレイナ神殿には聖火が常時灯っており、一年の終わりにはこの聖火を使用したお祭りも開催され、人々の心を安らげる。カレイナの光は、人間の幸せの象徴なのだ。
・チッタラジッタの谷
チッタラジッタの谷はアルハン山地の渓谷である。水が豊かな区域で、アルハン山地の中では比較的安全な区域なため、ここにも住む農村部の人々も少なくない。そんなチッタラジッタの村の名物は小川で取れる小魚料理。毎年、手掴みによる魚の祭りが行われており、その日ばかりは多くの人がこの谷を訪れるという。
・ドルメココ魔石鉱
ドルメココ魔石鉱はメロウの森内部にある魔石鉱である。内部がとても冷たく、この気候を利用して栽培される野菜などが有名だ。また、当然魔石鉱というだけあって、マナを含んだ鉱物が採取できる。これらの鉱物はメロウの森に住む精霊が宿したエネルギーではないかという説が有力である。内部には魔物もいるが、そこまで危険な区域ではない。
・イシュワルドの大海
海洋都市イシュワルドの東に位置する大きな海。多くの海産物が取れ、イシュワルドの街の人々の生活を支えている。また、外国船などの船が通る航路でもあり、その存在はあまりにも大きい。ゲーム本編では大海と同じく『イシュワルドの岬』という地名で登場する場合もある。地理的に街の近くなため、危険な魔物が生息している可能性は低い。
・エアハート湖畔
フルト地方に佇む美しい湖畔。清らかな水であふれるその湖畔は若者たちのデートスポットとしても有名。観光地としての側面もあり、訪れる人に癒しをもたらしてくれる。有名な物は湖畔の水で、わざわざ遠方より湖畔の水を汲みにくる人もいるほどの人気ぶりだ。観光名所ということもあり治安は整備され、魔物の出現率は低い。
・ウッドノーズ盆地
ウッドノーズ農村を囲む広い盆地で多くの食料が作られている。ウッドノーズ農村とは農業の盛んな村で、イシュワルドの食料庫と言われるほどの生産量を誇り、その生産量はチルルと並んでイシュワルド二大食料生産地にあげられるほどである。
・チルル峠
チルルの村落からコレーヌ山脈へと続く峠で豆などが栽培されている。チルルの村落とは農業の盛んな村で、イシュワルドの食料事情を強く握っている村である。その食料生産量の高さはウッドノーズ農村と並んでイシュワルド二大食料生産地にあげられるほどである。また、チルルで有名な物として豆があげられる。チルル豆といえば、泣く子も黙るほどの絶品でしかも安価、庶民の強い味方なのである。
・フルトの大海岸
フルト地方に見える大きな海岸線。北に望めばそこはイシュワルドの大海であるが、大海との大きな違いは険しい岩々が海岸線に並んでいることだろう。なので、容易に船が近づくことはできないし、人が通るにも険しい場所となっている。反面、魚たちにはすごしやすい場所なのか、フルトの大海岸で取れる魚は珍しい物が多く、一攫千金を狙う漁師が後を絶たない。

―　施設　―
・ギルド・コルボックル
ギルド・コルボックルは多くの冒険者が訪れるお仕事案内所である。ギルドが設立されたのは１００年ほど前の話だが、今も昔もその経営形態に大きな変わりはない。どんな人でもギルドへの登録は可能だが、ランク制を採用しており、力のない冒険者に危険な仕事を任せることはなくクリーンな職場である。
・海猫亭
ファルーナ地区にある冒険者用の宿屋兼レストラン。最近ではイヴがレストランを切り盛りする姿が目立つようになり、友達のフィルを料理人として雇ってもいる。宿屋にはシオが滞在中。晴れ曇キャラの溜まり場として頻繁に利用されているが、店自体の評判は良く、繁盛しているようだ。
・レトレト牧場
ミシディア地区にある超巨大ファーム。海洋都市イシュワルドの生活を支えているほど生産量が高い。近年、経営者がラクモに変わったことで、本人の動物愛護精神により牛肉の供給をストップさせてしまったりと、非常に経営が傾いてきてしまっている。
・警備隊
イシュワルドの街を守る憲兵集団。各隊長の多くは戦闘能力に長けた者が多く、大隊長を務めるベールギュントはかつては騎士だったほどの実力者。ちなみに、警備隊の仕事は危険かつ多忙で有名。本部はレミュオール地区にある。
・アンデリオール工房
かつて『イシュワルドの剣』と呼ばれる名剣を制作したアンデリオールの末裔が経営している工房。名工と名高いアンデリオールの意思を継ぎ、日夜、鉄を叩いている。その制作物はイシュワルド国内に留まらず、世界に輸出されてもいるほど。
・ティコ魔法堂
レミュオール地区にひっそりと佇む妖しいお店。一応雑貨屋だが、これといった看板も無く、そもそも店員にやる気がないのか、営業しているのかどうかもわからない。そんな不思議な店だが、今日も街の変わり者が戸を叩きにやってくる。
・ダリス診療所
薬剤師として名を馳せたダリスの末裔が営む小さな診療所。ダリス家はローウェンホルツ家と仲が深く、主にローウェンホルツ家のお抱え医師として働いているが、手の空いている医者はローウェンホルツ家の意向で日々この診療所で街の人のために働いている。
・ジュエル・アクアリーチェ
マリエッタの両親が経営する宝石店。お店自体はこじんまりとしていて、経営は良くも悪くもなく。しかし、経営者のこだわりを感じる小さな空間は、人々を惹きつける魅力に詰まっている。
・聖レミュオール広場
聖（セント）レミュオール広場はイシュワルドの街の中心地である。広場には大きな噴水があり、休日平日問わず、多くの家族やカップルで賑わう憩いの場だ。当然周りには多くの店が立ち並び、街で一番活気にあふれた場所となっている。

―　風土　―
・イシュワルドの偉人
国の発展に大きく貢献した人物では以下のような者が存在する。農業師レレン…………多くの野菜や果物を作り上げた品種改良の父。名工アンデリオール…伝説の剣、聖剣イシュワルドを作った鍛冶職人。大富豪カルヴァーン…水色の塔の建設者。多くの税金も納めた。薬剤師ダリス…………多くの薬品を作り上げた薬の伝道師。
・アリシア大陸の神々
アリシア大陸には次のような神が存在し、信仰の対象となっている。神シュトリ…………アリシア大陸の創造者であり、人間族の創造者。女神シーダ…………シュトリの妻であり、龍族、精霊族の創造者。魔神デモドルゴン…シュトリと対立する悪の神。魔族の創造者。龍王アリシア………シーダに創られた龍族の長。精霊王シェキナハ…シーダに創られた精霊族の長。
・アリシア大陸の種族
人間族…現世界の主流種族。高い知能を持つが寿命が短い。魔族……かつての聖戦で王を失い、姿を消した種族。知能は低いが凶暴。龍族……高い力を持つ種族。普段は人の姿をしているが龍に変身できる。精霊族…高い魔力を持つ種族。普段は人に姿を見せることはない。
・イシュワルドの生活
イシュワルドは豊かな国で飢えなどで苦しむことはない。海洋都市イシュワルドは高い城壁に囲まれており、街の中には魔よけの札が貼られているため、外部の魔物を完全に遮断し、安全を確保、街内には魔法による電気も灯り、警備隊や自警団による警備のおかげで、人々は毎日を平和に暮らしている。
・イシュワルドの宗教
イシュワルドでは主にシーダ教が布教されている。シーダ教の基本理念は博愛精神であり、生きとし生けるもの、全ての命を平等に扱うというものである。街の教会でもシーダ教を取り入れ、ソフィアなどのシスターもこれらの宗派に属している。また、一般的にイシュワルドではシーダ教以外の宗教は邪教とされている。
・アリシア大陸の歴史
アリシア大陸とはこの世界のことである。かつて存在した魔王を龍王アリシアが撃破したことにより、人間の英雄としてアリシアを称え、この名がついた。王を失った魔族は次第に人里離れた山などに姿を隠すことになるが、アリシアはこの戦いの後、魔王の呪いにより石にされ、長い間、その眠りから覚めることはなかった。
・魔力の源　マナ
マナとは全ての物体の内にある自然素材のことである。このマナを意図的に外部へ放出することで魔法を使うことができ、これを古代魔法と呼んでいる。マナは誰にでも何にでも存在するが、その量の幅は大きく、マナをたくさん持つ物もあればその逆もある。魔法の使えない人でもマナを多く含んだアクセサリーなどを装備することで簡単に扱うことができ、人々の生活にも魔法はうまく溶け込んでいる。

―　その他　―
・諸外国
イシュワルドが関わる諸外国として名がある国はオークトラビス共和国だ。東方のこの国は独特の文化を持ち、それらの文化はイシュワルドにも多く輸入されている。刀、着物、和食などがその代表的な例。他にもフィルの出身国であるヴァレリア公国やウィロー皇国などとも交易関係を結んでおり、移民船や交易船が行き来している。
・イシュワルドの地方
イシュワルドの国は世界の中でもその国土は広い。王都やイシュワルドがあるイシュワルド地方をはじめ、チルル地方、アルナダ地方、フルト地方、ラマ地方などがある。なお、ヤイナ地方、シキノハ地方、ムツ地方などは諸外国地域の呼び名で、これらはイシュワルド王国の地名ではない。