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 ちゃぽん… | 
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 うーん!やっぱり温泉は気持ちいいですね♪今日は誘ってくれてありがとうございます♪ | 
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 そうですね。私もこうしてシオ様ときた甲斐がありました。 | 
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 ソフィアさんはいつもお仕事で疲れているんですから、たまにはこうやってリラックスしないと! | 
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 温泉に来るのは久々です。数年前にヘル君と一緒に来て以来ですね。 | 
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 えっ?ヘルシンキさんと一緒に来たこと、あるんですか? | 
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 はい。カルマ様のご好意で、たまには二人で羽を伸ばしてこいと… | 
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 おぉ…!ヘルシンキさんとソフィアさんの温泉旅行…そ…それで、やっぱり二人の仲も深まっちゃったり…? | 
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 うふふ。それがですね、ヘル君ったら露天は危険だから自分は周りを見張っていると。 | 
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 え… | 
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 だからソフィアは安心して湯に浸かっていて大丈夫だって。おかしいでしょう? | 
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 はぁ…でもヘルシンキさんらしいというか… | 
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 結局その日はヘル君お風呂に入らずに帰りました。一体何しに来たんでしょうね? | 
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 あはは…そうだったんですか…そういえば… | 
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 はい? | 
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 ここってけっこう秘境の温泉地ですよね。私も旅がてらけっこう各地の温泉は知っているんですけど… | 
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 はい。 | 
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 でも、ここの温泉は知りませんでした。失礼ですけど、どうしてソフィアさんがここの場所を? | 
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 先日、教会にシバ様が現れまして。 | 
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 シバ…? | 
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 えぇ、それで神のお告げを聞いたと私に真剣な顔で話してきまして。 | 
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 …… | 
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 ここの温泉にシオ様と行くと良いといわれたのです。それならば、と私もシオ様を誘い… | 
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 …ということは… | 
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 ガサガサ… | 
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 やっぱり、そこねっ!(ヒュンッ!) | 
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 ぐがっ!くそッ!もうバレたかっ!今日のところはズラかるぜ!(ズダダダダダダダダーッ!) | 
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 に…逃げ足だけは速いヤツ…!(ぷるぷる…) | 
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 まぁまぁ…シバ様がどうしてここに…? | 
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 はぁ…次から温泉に来るときはヘルシンキさんの見張りが必要ね… | 
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 …? | 
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 一方その頃… | 
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 (今年もシオと一緒に温泉行きたかったなぁ…) |